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| 〜地雷原を切り開く イーアンツ編〜 |
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今回のブランド訪問は、『絶倫アクロバットおやじ』や『ヴァリスX』など、業界に数々の旋風を巻き起こした作品で知られるイーアンツさんにお邪魔してきたYO!
イーアンツさんは3Dポリゴンゲームや美少女ゲームはもちろん、ボーイズラブ・乙女ゲームに至るまで多彩な作品をリリースしている総合ブランドですね。
イーアンツ代表にしてプロデューサーの有田さんは、DVDPGの生みの親でもあるのだ! 広報担当のANDさんからは、最近力を入れているダウンロード作品を中心に新作情報も聞いてきたYO!
それではいってみましょう!
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―― イーアンツを設立したきっかけを教えてください

有田氏(以下、有):以前、別の会社で実写のアダルトDVDを中心に企画・プロデュースや販売元としての仕事をやっていたんですが、その後、美少女ゲームも扱うようになった時にお付き合いのあった製作チームさんから、自分たちはゲーム製作に専念したいから、広報・宣伝の仕事を誰かに頼みたいという要望が結構あったんですね。それで前の会社を辞めた時に、そういったニーズを引き受ける会社としてイーアンツを立ち上げました。
―― 主な業務内容について教えてください

有:業務内容というとウチはホントに色々な形があるんですけど、美少女ゲーム製作に関して言えば、まず僕がプロデューサーとしての立場で企画書に目を通し、そこからは製作チームから出来上がってきたゲームの広報・宣伝活動、パッケージの作成からデュプリケーション※1、さらに流通路を確保したりといった、販売元的な位置づけでの仕事が主ですね。 自分的にはメーカーさんと流通さん、そしてユーザーさんの三者の意見を取り持つ通訳、『ス●ーウォーズ』でいうC3●Oみたいなポジションだと思ってます。
※1 ここではゲームのデータを複製し、製品版のCD・DVDを生産すること
―― 社名にも面白い由来があると伺いましたが

有:社名の由来というのは、まず僕が有田なので「アリさん=アンツ」ですね。そこにデジタルコンテンツの会社名には「イー(e-)」が付くのが多いということで、「イーアンツ」になりました。これには「いいアリさん」、つまり働き蟻にしようという願いも込められています。で、働くときは働くんだけど、アリさんは冬眠もするので休むときは休もうと(笑) それから、去年から始めたネット通販の会社が「グラスショッパー」という名前なんですが、こっちは「グラスホッパー=キリギリス」が元なので、併せてアリとキリギリスなっています。
―― グラスショッパーについて教えてください

有:ここには僕やウチのスタッフが「これは面白そうだ」と思う、その筋の好きな人にはたまらないという商品が置いてあります。例えば最近では、声優ドラマCDの『対決』シリーズや、マニアックな所ではNHKの『人形劇 三国志』のデジタル写真集とか、デキシー&ジャズのLP、観葉植物や健康ドリンクまで多種多様です。ぜひ一度覗いてみて欲しいですね。
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| 社内を激写! |
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忘年会で使用したというウサミミを発見! 付けたのは有田さん、それともANDさん?
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―― DVDPGの製作を積極的に手がけていますね

有:今で言うDVDPGについては、私が一番最初にやり始めたということもあって、やはり思い入れは深いですね。2000年の4月に一作目を出してますから、気がつけば7年目になりますね。
―― DVDPGの発想というのはどこから来たのでしょうか?

有:僕が以前、科学館に籍を置いていた時期に、DVDというメディアの特性に関する講演を聴いたのが直接のきっかけになりますね。DVDの機能というのは、いわゆる従来のCDやMDの延長線上にあるんだけど、動画をチャプターで分けて「右と左どっちへ進む?」とか、「オッパイとお尻、どっちを触る?」という風に使用すればゲームにも応用できるなという事で、以前から色々と実験はしていたんですよ。そこで99年の秋口に、プレ●ステー●ョン2にDVDの再生機能が付いてるという話が入ってきて「コレだ!」と、そのタイミングに合わせてDVDPG第一作となる『コレクター』を発売しました。
―― やはり家庭用DVDプレーヤーやゲーム機でプレイできるという要素は大きいですか?

有:大きいですね。現在のところ、DVDPGはPC版が出た後に作られる事が多いので、PC版のユーザーさんはよほどの思い入れが無い限り買ってはくれないと思うんですが、DVDが見れる環境でパソコンが無い人というのは、まだかなり大きな層として存在すると思ってます。DVDPGはゲームの棚じゃなくて映像作品、アダルトビデオとかの流通に乗りますので、その点でも多くの人の目に付きやすい。また、そういう人たちが手に取ってくれる事で、PC版の美少女ゲームに興味を持ってもらえればいいなという思いもあります。
―― イーアンツ初期の作品は3Dポリゴンが中心でしたが、それについて苦労された点はありますか?

有:やっぱり裸のポリゴンてのは難しいんですよ。みんな実際にリアルな部分で、おっぱいとか太ももとか二の腕とかがどうなっているか知ってるわけじゃないですか。更にそれをリアルに動かさなくちゃいけない。首の回し方一つで、美人にもブスにも見えちゃうんですね。でも、その辺はNOISEの製作チームが非常にこだわりをもってやってくれましたね。
―― イーアンツ初期の名(迷?)作、『絶倫アクロバットおやじ』について教えてください

有:おかげ様で、一時期イーアンツって言えば『アクロバットおやじ』のイーアンツって言われた位で、特に業界ウケがものすごく良かったですね。これを作ったのは日本人なんだけど、実はハリウッドでメイクや造形もやってた凄い奴なんですよ。そんな彼が持ってきたサンプルを見て「なんだこれーっ!」って、大盛り上がりしながら作り上げていったのを覚えています。
ウチにはこういった「余所には無い、面白いもので勝負していこう」というところがあって、この作品で話題になった“SEX奥義”にしても「CGにも、実写にも出来ないものってなんだろう」っていうのを突き詰めていった所から生まれてきたものなんですね。実際、特撮でものすごいお金をかければ、こう…空をグルーっと飛んできてズボッ! っていうのも撮れなくはないんだろうけど、一体何テイク必要なんだと(笑)
これに関しては割とエポックメイキング的なことは出来たかなとは思います。他のメーカーさんもこういうのを作ってくれたら面白いんですけどね(笑)
―― 反響はどうでしたか?

有:いわゆるCGイラストの美少女ゲームとは違うと言う点で、ユーザー層も微妙に違うところから面白がられましたね。海外からTV局が取材に来たりもしました。こういうのは多分、ある程度AVの本数を見て、なんか飽きてきたな〜って人が見るととても面白くて、昔、山本晋也さんが低予算で作ってたピンク映画がモロそうで、めっちゃくちゃ面白いんですよ。
―― 同じく3Dゲームのエイチソフトではクオリティがグンとアップしました

有:その辺はやはりマシンスペックが作り手、ユーザー共に上がってきたのと、開発機材やソフトが昔に比べて随分Aくなった事が大きいと思いますね。Kinkyの頃100万していたものが今は30万しなかったりとか。
―― その後、女性向けのBL・乙女ゲーも製作されていますね

有:BLに関しては他のメーカーさんの後発でノウハウも無いところから始まったので、サンダルダッシュの1本目『僕の彼氏はジュリエット』では、とにかく水戸黄門的な王道、学園モノでラブがあって最後はハッピーエンドなものを作ってみようと意図しました。で、そこで男性スタッフも含めてBLに関する経験値を積んで、次の『ガイザード』では戦隊ヒーローものに挑戦しました。
―― ヒーローものにしようとしたきっかけは?

有:まぁ当時、ウチのカミさんが日曜の朝になると早起きしてテレビを見ているわけですよ。平日は起きないのに(笑) それを見ると戦隊ヒーローとか仮面ライダーとかが、イケメン系俳優をひとつのウリとしてやってる。じゃあそれを作ってみようという事になったんだけど、戦隊ヒーローには欠かせないピンクの扱いをどうするのかという部分でかなり悩みましたね。 結局ピンクが最初に死んでしまって、それで残った男同士が友情以上に盛り上がっちゃうという展開になったんだけど、それはそれで「なんで殺すんだ」ってユーザーさんからの意見も結構多かったです。それを補完する意味で、PS2版にはピンクの過去のお話なんかも入っています。
―― “乙女ゲー”ブランドについて教えてください

有:女性が主人公で、理想の男性たちと様々な恋愛を繰り広げて、当然エッチもあるというのが「乙女ゲー」というくくりなんだけど、当時同じコンセプトでやられているメーカーさんが他にあって、そこはいわゆる宝塚的なキラキラ、ピカピカの世界だったので、ウチとしてはもうちょっと落ち着いたところで、現実にありそうな恋愛をテーマに作ったのがTIRAMISUVILLA(ティラミスヴィラ)の『Dessert Love〜彼とのはじまり〜』になります。
―― 反響はいかがでしたか?

有:こちらもおかげさまで好評を頂いて、PS2版になったり、CDドラマになったりといい流れに持っていけましたね。作品も3作目の『Pretty flap〜チョコレートテイスト〜』を最近(2006年8月末)出す事ができました。
―― ANDさんは主にダウンロード販売の方を担当されていると伺いましたが

AND氏(以下、A):はい。僕はイーアンツがダウンロードソフトの製作を始める時に入社しましたので、そのままポアシャラの立ち上げから参加して、製作チームさんとの連絡や広報活動、さらにダウンロードソフトを販売されている各ポータルさんとの窓口的な事もやっています。
有:AND自身はこの業界長いんですよ。もう十何年もやってて、色んなメーカーさんとも顔が利く部分もあって、あちこちに顔を出してもらったり、ダウンロード販売に関しては彼がメインでやってもらっています。
―― ダウンロード販売ではいち早くオリジナル作品を手がけられましたね

有:ダウンロードに関して言えば、ウチは2002年くらいから韓国でのゲーム配信事業を手がけていたので、その辺のノウハウがあったというのが大きいですね。韓国だとネット関係のインフラがとても整備されていて、ネットカフェとかでも気軽にゲームをダウンロードして遊ぶことが出来る。それに比べて日本ではまだ64kじゃないと繋がらない地域というのもまだ結構あって、そこで1本辺りの容量をなるべく小さく抑えるにはどうしたらいいかと考えた結果、5本の作品を1シリーズにして、各巻ごとにヒロインとシチュエーションが違う、最後にはハーレム編が来るという形にしたんです。
―― 製作に当たって苦労された事などはありますか?

A:やはり毎月リリースですね! 一本ごとの容量は少ないんですが、マスターアップである事には代わりが無いので、毎月シナリオと原画のチェック、ベータ版のチェックがあって、毎月リリース資料を作って各ポータルさんと交渉して…それが月にほぼ2本ずつ…もう鼻血が出そうですね。
―― それではダウンロード販売の強みとはなんでしょうか

A:やはりパッケージ版だと、新作がどんどん出てくれば、どうしても旧作は店頭から消えてしまう訳です。五ヶ月連続リリースとは言っても、後から来た人が一作目を買えるかどうかは難しい。それに比べてダウンロード販売なら、ずっと商品が買えるという強みがあります。ポアシャラ作品も最初に出てから一年以上経ってますが、まだ落としてくれる人が居るので大変ありがたいです。
―― ポアシャラ作品の見所について教えてください

A:『コスってギンギン』は、催眠術をかけて女の子を好きなようにしたいという欲望を叶えるMC(マインドコントロール)系のゲームです。ふざけ半分で命令したら本当に女の子がパンティー下ろしちゃったりとか、喫茶店の大勢のお客さんの前で平然とエッチするとかの奇想天外なシチュエーションが見所ですね。 『露出の女神様』は「露出願望がある女の子に、女神様が勇気を与える」というストーリーなんですけど、見所はなんといってもワキ毛とフタ●リ(笑)ですね。原画の「さあぺんと」さんならではの世界です。こっちは巻を追うごとに女の子も増えて、表現もどんどんキッツクなっていきますので、こういう濃いものが好きな人には是非見てもらいたいです。 『守ってあげちゃう』は、今までの2作はどちらかと言えば等身が低めのヒロインだったんですけど、こっちは有田の意向も合って、ちょっとアダルトな雰囲気の年上ヒロインとのラブストーリーになっています。
―― 有田さんの意向と言うのは?

有:美少女ゲームのダウンロード販売はまだ歴史が浅いんだけど、一方で美少女ゲームユーザーの数は減ってきてるんじゃないかとも言われている。だとすると「美少女ゲームユーザーでない人々」にも興味を持ってもらうために、今は作品のバラエティを取り揃えて幅広いお客さんに訴えかけていく事が大事だと思ってます。だからその一つとして、年齢層や等身を高めにしたものを出したかったというのがあります。
―― 柏党の作品については?

A:柏党は元々、某ゲーム雑誌でミニゲーム付きの付録DVDなどを製作していたチームが立ち上げられたブランドで、そのノウハウを生かしたミニゲーム的な作品『くいっくCLICK!』を製作してもらいました。女の子の体をクリックするとエッチな声が聞ける、というちょっと懐かしいアレですね。
―― 『ヴァリスX』は色々と話題にもなりました

A:良くも悪くも話題になってしまいましたね…、、『陣痛イィィ』とかw。まぁ今回で言えば「元々コンシューマーの一般作だったものが18禁になる」というひとつの形が示せたのではないかと思います。また、元々の『ヴァリス』ユーザーの世代を考えれば、もう30代にもなりますよね。仕事で残業が忙しくてお店には買いに行けない、家族も居ればパッケージを積んでおくわけにもいかない。そういう人たちが、ダウンロード販売自体に目を向けてくれるきっかけになってくれればいいなという思いもあります。
―― あの後、某所から某有名一般タイトルを18禁化できないかという話もありまして…
有:ぜひ勝負していって欲しいですね。ダウンロード販売もボチボチ2年目に入って、過去作のお蔵出しも一段落着いてきたので、そろそろ他のメーカーさんも「ダウンロード販売ってこういうものなんだ」って分かり始める時期だと思うので、これからは新作がドンドン出てきて、結果として業界全体が盛り上がっていけばいいかなと思います。まぁ、その辺イーアンツは昔から先走っちゃう傾向があると言うか…。
A:私らは駆け抜けて行きますよね、地雷原を(笑)
―― 新作ダウンロード作品『ポコゲー 触ジャラの塔』について見所などを教えてください

A:タイトル通り蝕手にこだわっていますから、蝕手好きにはたまらないです。ファンタジー系ヒロイン3人が蝕手であんなことや、こんなことで凌辱されます。ダウンロード用のお手軽ゲームの割には絵・シナリオとも内容が濃いし、ボリュームも多いですね。
―― ちなみに「ポコゲー」という名前の由来は?

A:新ブランド「ポコブラック」のお手軽ゲームシリーズなので、「ポコゲー」と決めました(笑)。あと、直感的に分かりやすいのがポイントです。ポコブラックでは、今後もこういった「蝕手」中心のゲームが発売予定です。
―― 最後に、今後どういった作品をプロデュースして行きたいですか?

有:やはり企画屋・有田としては、「他には無い面白いもの、新しいもの」を、引き続き提示していきたいですね。僕自身が新しい物好きで、チャレンジ精神旺盛というか、基本はダメ元でなんとかなるだろうという感じなので。よく言われますけど、「こんな企画余所じゃ通りませんよ」みたいな企画も面白ければ通していって…ウチとしてはポテンヒットでいいんです。コツンコツン当てて塁に出す。アウトにならなきゃいい。それで業界全体の活性化に繋がっていけばいいかなと思います。
―― ありがとうございました

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| 最新作 |
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『ポコゲー 触ジャラの塔』 (2006年9月29日発売)
原画:甲斐 ブランド:ポコブラック
STORY
山深く人里離れたところにそびえる漆黒の塔。
そこは、古より財宝が眠るといわれている。
多くの冒険者達が、その財宝を求めて塔に挑んだが一人と
して帰ってきたものはいなかった…。
その塔の主は奇怪な触手を持ち、侵入者を捕らえては、
男は殺し、女は慰み者にするのが常だった。
そして今日も彼は捕らえた女冒険者たちとゲームに興じる。
勝利すれば逃がしてやるという諫言を持って…。
「さぁ、ゲームをはじめようか」
■作品詳細ページへ
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| 読者プレゼントのお知らせ! |
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イーアンツ様からGalge.com 読者の皆様にプレゼントを頂きました。
・PCソフト『ヴァリスX フルセットパック』・・・1名様
以上をプレゼントいたします。
応募は締め切りました。 当選発表は発送をもって代えさせて頂きます。
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イーアンツ 

グラスショッパー 
(C) eants
2006/09/29 公開
【特集の一覧へ】
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▼ 2008/10/10(金)
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▼ 2008/10/09(木)
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▼ 2008/10/08(水)
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▼ 2008/10/07(火)
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▼ 2008/10/06(月)
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