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〜 あいうえお順で一番上に来る名前をつけたかったんです! アーヴォリオ編〜
今回のブランド訪問は7月15日に『未来にキスを Standard Edition』、7月29日に『ワルイコトシタイ』を13cmからリリースするアーヴォリオさんにお邪魔してきたYO!

アーヴォリオさんといえばAYPIO(アーヴォリオ)、13cm、130cm、otherwiseの4つのブランドを持っていて、DOSゲームの時代から様々な作品を出しているビジュアルアーツの老舗ブランドさんですよね。

うむ、今回の取材では名前の由来なんかも詳しく聞けたYO!それから、みやま零さんが原画を担当する、130cmの新作情報もちょっとだけ公開しちゃうのだ。

みやま零さんには壁紙(第1回 / 第2回)をお願いしたことありますから、Galge.comユーザーにはおなじみですよね。 それじゃいってみましょう♪

お話を訊いたスタッフ
13cm/130cm 代表:UYE!
趣味は音楽で新作の音楽担当は自ら発掘してきたとか。

シナリオ:うつろあくた
さっぽろももこ氏と組んだ大正モノや130cm『PrincessBride』のシナリオを担当。
―― ブランドを立ち上げたきっかけについて教えてください

UYE!: いやもう凄く昔の話なんで…忘れたったことで(笑)。

―― ブランド名の由来について教えてください

UYE!:あいうえお順で一番上に来る名前をつけたかったんですが、そうすると一番上に来るのは”あー”ですよね。そういう言葉を探したら、ギリシア語で”明日”を意味するアーヴォリオ(αύριο)という言葉を見つけました。”あー”のあとで”う”だと更に上に来やすくていいなと思ってこの名前にしました。ただ、Aypioは名前自体のインパクトが弱いので、よりコンセプトをはっきりさせようと思ったのが13cmです。ブランド名が数字なので、並べると”あー”より前に来るはずだったんですけど、あいうえお順だと”じゅ”で”し”行になっちゃうんですよ。なかなか思い通りにいかなかった(笑)。

―― 13cmの”13”という数は何処から取ったんでしょうか?

UYE!: 13cmというのは十数年前の日本人のちんちんの長さの平均です。どこかでそれを見て、これだ!と思いましたね。下半身に直結したエロゲーを作ろうという意味を込めました。

―― 130cmの名前の由来を教えてください

UYE!:130cmは13cmから派生したブランドです。ロリコン専門というわけではないんですが、象徴的な意味で身長130cmという意味があります。実は13cm以外のブランドは、それぞれのクリエーターとしての部分を大事にするブランドなんです。13cmでエロばかり作っていると色々とやりたいことやストレスが溜まってくるので、そういうのを表現する場を作ろう、エロに夢を加えようということで作ったのが130cmです。
それから、私が社長として余り口を出さないで我慢をするブランドでもありますね(笑)。どうしても儲けを考えるとエロ!ってことになっちゃうんで…。


―― otherwiseもそういったブランドなんでしょうか

UYE!:そうです。私が口を出すなって意味を込めています。もともと、シナリオの元長柾木の発表の場ということが念頭にあったブランドです。今でもコアなファンがついているブランドですが、彼は独立してしまったので消滅してしまいました。

リリース作品 その1
AYPIO
『サティア95』 1997/10/31発売
『注射器2』 2001/5/25発売
13cm
『飼(かう)』1998/01/30発売
『好き好き大好き! 』1998/07/31発売
『入院』 1998/12/11発売
『嬌烙の館』 1999/02/26発売
『フロレアール 〜すきすきだいすき〜
1999/07/23発売
『DEVOTE』 1999/10/29発売
『檸檬 〜影絵亭ノスタルジヤ〜
2000/04/14発売
『姉妹妻』 2000/10/27発売
『淫乱OL -悶え泣く-』 2002/3/29発売
『DEVOTE2 〜いけない放課後〜
2002/8/30発売
『裏番組 〜新人女子アナ欲情生中継〜
2003/01/31発売

『檸檬 〜影絵亭ノスタルジヤ〜・かなりあ

2003/06/27発売
『ラストオーダー』 2003/12/26発売

『あなたと見た桜 -姉妹妻-』

2004/07/02発売
―― 今までで、一番印象に残っている作品を教えてください

UYE!:うーん、『すきすき大好き』ですかね(笑)。真面目な恋愛を描いたラヴストーリーなのに、世の中では変な評価を得てしまいました。バッドエンドしかないせいもあるかもしれないですが…。いかんですよね、監禁なんかしちゃ(笑)。

―― 監禁しない展開もありますが、あれがハッピーエンドでは?

UYE!:あれはそもそも物語に入っていないわけですから、ある意味バッドエンドです(笑)。

―― 一番ユーザーに受けた作品を教えてください

UYE!:販売本数という意味で言えば『DEVOTE2』や『注射器2』です。どちらかといえば明るいコメディ系のエッチな作品に人気があるようです。そこで新作の『ワルイコトシタイ』は明るくてエロエロな作品なわけですよ!(笑)。

―― 130cmの作品について聞かせてください

うつろあくた(以下、う):『Princess Bride』は、原画を担当している、みやま零の絵でゲームを作ろうというところから企画された作品です。今まで扱ったことのない絵柄だったので、色々と試行錯誤しながら作っていきました。

―― 130cmの音楽といえばI'veという印象があります

う:新作『ワルイコトシタイ』は違うんですが、うちのブランドの音楽といえばI'veという印象は確かにあると思います。
UYE!:同じビジュアルアーツのブランドということで、気心が知れている部分もあります。今度の武道館コンサートで俺も歌わせろって言ったら、ダメーって言われましたけど(笑)。

―― うつろあくたさんはOPテーマも作詞されていますね

う:『Princess Bride』と『プリンセスブレイブ 〜雀卓の騎士〜』のOPテーマの作詞をしました。otherwiseでシナリオの元長がずっと主題歌の作詞をしているのを見ていたので、ずっと歌詞はシナリオ担当がやるものだと思っていたんです。まったく初めてだったのでえらい苦労しましたけど(笑)。

―― とても楽しい歌になっていると思います。ユーザさんからの反応はどうでしたか?

う:評判も悪くはなく、デビューブランドとしてはまぁまぁだったかと思います。

―― さっぽろももこさんと組んだ大正モノについて聞きします

う:『檸檬 〜影絵亭ノスタルジヤ〜』は、『DEVOTE』の”女の子のところに行ってエッチな事をする”というパターンを、僕の好きな大正風の言い回しに置き換えてやりたいと思ったのが最初です。ですから、時代背景を反映させた歴史モノというわけではなく、時代考証もあえて見ないようにしています。それをやりだすときりが無いですから。雰囲気を楽しんでいただきたいですね。

―― さっぽろももこさんと組まれたキッカケについて教えてください

う:直接お会いしたのは『檸檬』の後が最初です。確か焼肉を食いました。制作期間中あれこれ注文をつけては、とても迷惑をかけていたので、会ったら殴られると覚悟していました。でも、殴られず、仲良くお話して頂いたので今に至っています。さすが焼肉はすごいなぁと思いました。

―― 『僕は天使じゃないよ』についておしえてください

う:『檸檬』が終わってからしばらくしてから、原画のさっぽろももこさんから原案を頂きました。『檸檬』は大正浪漫風、文明開化と明るい雰囲気の作品ですが、『僕天』はSMと大正末期から昭和の始め、戦争に向かって暗くなっていく時期をコンセプトにしています。ですから時代的には近いんですが雰囲気は真逆になっています。

社内を激写!その1
いざ鎌倉! という時にはこの自転車でビジュアルアーツに駆けつけるとか。名前は「美紗子号(みさこごう)」。

棚には今までリリースされた作品が並んでいた。今では入手困難な懐かしい作品も。
―― 一番最後の小梅のストーリーの仕掛けなど、全体的に非常に救いのないお話だと感じます

う:キャラとしての小梅もあのラストも、原案の時点で唯一決まっていた部分なんです。たしかにハッピーな話ではないのですが、それぞれのキャラクターのトゥルーエンドはバッドエンドだとは思っていません。行き着くべくして行き着いた終わりというか、登場人物達がたちが一番華々しく終わる話はこれしかない、というコンセプトで作っていきました。その過程の描写についてはもっと深く踏み込めたかもしれません。

―― シナリオを担当されて一番思い出に残っている作品を教えてください

う:『かなりあ』です。『かなりあ』はスケールが小さく、他のゲームについてくるおまけ※1と言う形で作りました。スケールが小さい分全部に目が行き渡ったことと、自分が書きたい文章にもっとも近かったということで、一番思い出に残っています。実はヒロインの可南子は『僕天』にも名前だけ出てくるんですけど…あまり有名じゃないんでファンサービスにもならないですかね(笑)。
※1:『檸檬』のプレストーリーにあたる全3話の作品。13cm『檸檬・かなりあ』に全話まとめて収録されている

―― 次回シナリオを書くとしたら、書きたいものは?

う:『僕天』を作っていて自分の中に溜まってきた、「こうしたらもっとエッチになる」というのを生かした明るくてエッチなゲームをつくりたいですね。SMなどのように付属物をつけたシチュエーションではなく、テキストや画面の切り方、構成でエッチに見せるような
”剥き出しのエッチの方程式”みたいなものを作りたいです。


リリース作品 その2
otherwise
『Sense Off』 2000/08/18発売
『未来にキスを 』 2001/09/21発売
130cm
『PrincessBride』 2003/09/26発売
『プリンセスブレイブ 〜雀卓の騎士〜
2004/09/24発売

『僕は天使じゃないよ』
2005/04/28発売
―― 『未来にキスを Standard Edition』について教えてください

UYE!:元になった『未来にキスを』は元長がシナリオを担当しているotherwiseの2作目になります。1作目『Sense Off』は、評価は結構よかったんですが、正直売上という意味ではもっといって欲しかったというところがありました。そこで、『発情カルテ』※2でお願いした原画家さんの中から、これはと思った、みさくらなんこつ※3と組ませたら絵から入ってくれる人もいるだろうと思ったんです。そうしたらやっと売れて、元長とみさくらなんこつの評判も上がってみんな幸せになれました(笑)。
う:みさくらなんこつさんは丁度名前が売れてきて良いときにお仕事をしてもらうことができましたね。
UYE!:みさくらなんこつとは今でも付き合いがあって、新作『ワルイコトシタイ』でも色々アイデアを貰ったりしています。テキストも少しみさくら語に変換してみたりしました。フォントもくれって言ったら、そこまではあかんていわれましたけど(笑)。
※2:13cmから発売された、総勢14名の原画家、エッチキャラクター40名以上の、今となってはありえない夢のコラボゲーム(笑)。通販オンリー。
※3: 漫画家、イラストレーター。「バカ! バカ! まんこ!! 」等の、みさくら語と呼ばれる台詞回しや、独特の擬音の書き文字を使ったふたなりモノの同人作品で大ブレイクした。コンシューマゲームの原画なども手がけている。

―― ウリの部分を教えてください

う:時間の都合もあって基本的に追加要素はありません。ただ、ゲームのプログラムのエンジンを今のものに置き換えたので快適度は圧倒的に上がっています。バックログ機能や、その時に音声再生もできるようになっていますし、OSもWindowsXPに対応しました。それから今回はDVD-ROMになって容量に余裕ができたこともあり、一部256色だったグラフィック部分をフルカラーにしています。
作品そのものは今見ても自信を持ってお奨めできる完成度のものだと思いますから、以前プレイした人も今回始めてプレイされる人も楽しめると思います。パッケージも描き下ろしなので期待してください。


社内を激写! その2
室内にはブランド広報の恒例になっている等身大立て看板がずらり。素敵。

代表UYE! 氏の机の上にはターンテーブルが! どこかのイベントで回して欲しいぞ。
―― 新作『ワルイコトシタイ』について教えてください

UYE!:最近出したのはイタイ作品が多かったので、明るくて頭の悪いゲームが作りたくなったんです。とりあえず基本的な原点に戻ってエロゲをつくろうよ! ということで企画しました。ヒロインは先生が1人と同級生が2人で、Sっぽいんだけど実はMな先生が色々とエッチなことを教えてくれたり、同級生とエッチの探求をしていきます。合意の下であんなことやこんなこと、悪いことも色々してみたい! ってお話です。

―― 『DEVOTE2』のような作品なのでしょうか

UYE!:明るくてエッチな卑語が多い声ゲーで、学園を舞台にしたアドベンチャーなので、ある意味『DEVOTE3』と言ってもいいかもしれません。ただ、『DEVOTE2』での反省点である「繰り返しの作業」部分をやめて、それぞれのシチュエーションを大切にした作りにすることで飽きがこないようにしています。

―― 『DEVOTE2』にはアニメーションがありましたが、今回はないのでしょうか

UYE!:今回はないです。あれ、大変なんですよ。『DEVOTE2』の時は、ノウハウのあるソフトハウスに色々教えてもらったんですが本当に大変でした。またやるとなったらもっと体力つけてからじゃないときついですね。

―― スタッフについて教えてください

UYE!:原画のABUはメインは今回が初めてになります。グラマーな感じだけどやや萌えっぽい感じの絵を描いてくれました。
音楽担当のサイモンガーは趣味の音楽仲間のツテで私が見つけてきました。音楽はメジャー系を意識した作りになっていてかなりノリがいいですよ。それからヴォーカル曲が全体のテーマ曲とヒロイン3人それぞれの曲の、あわせて4曲入っているのも特徴です。
シナリオは『姉妹妻』を書いたチームが担当しています。先ほども言いましたが、みさくらなんこつにアイデアを貰ったこともあり、今回は無理を言って、みさくらチックに書け! といって書いてもらいました(笑)。描き文字と文章は当然違うのでなかなか難しかったです。


―― ウリはどんなところですか?

UYE!:エロと絵がウリです。それから3Pが多くて、その時に女の子がエッチしながら今こーなってる、あーなってるっていう”今どうなっているか”を状況説明してくれる声ゲーなところもポイントですよ。それを声優さんに言わせるのも楽しみなんですけどね(笑)。とにかく13cmのエロゲの本領発揮ということで期待してください。

130cm新作情報!!
新作画像
『彼女たちの流儀』 130cm
文化祭までの二十日、演劇部を舞台に少年少女たちが織り成す、繊細で不器用な恋の物語。原画はみやま零。
ラフ1ラフ2 ←ちょっとだけラフも公開!

―― 今後ついて教えてください

UYE!:やはりブランドを立ち上げた当初からの初志貫徹ということで、13cmというブランドはエロを追求していこうと思います。130cmについてはもっと可愛くて、萌え萌えなもの出していきたいと思います。みやま零が原画の新作は秋ぐらいには出せたらいいですね。

―― 最後に一言お願いします

UYE!:これからも応援よろしくお願いいたします。

―― ありがとうございました





最新作

『未来にキスを Standard Edition』
(2005年7月15日発売)

「お兄ちゃん、ボクのこと、奴隷にして?」
叔母夫婦が旅行に行っている間の2週間、幼馴染みで従妹の霞との奇妙で甘い同棲生活が始まる。一緒に学校に行ったり、一緒にご飯を食べたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たり…身体を合わせたりする…。
1つの"恋愛"についての物語。

作品情報

『ワルイコトシタイ』
(2005年7月29日発売)

「ホントにそんなに気持ちいいの?」
女の子も年頃になるとエッチなコトに興味津々。部活などでセーシュンすることもなく時間をもてあまし、日々放課後の教室で繰り返される“猥談”は、いつしか実際に体験してみようということに。そして、その快感からどんどん性欲の深みにはまっていくことに…。

作品情報

読者プレゼントのお知らせ!
アーヴォリオさんのご厚意で、Galge.com 読者の皆様にプレゼントを頂きました。
PCソフト『未来にキスを Standard Edition』『ワルイコトシタイ』をそれぞれ2名様にプレゼントいたします。(7/15正午締め切り)また、記事についてのご意見ご感想も募集しています。沢山のご応募、ご感想をお待ちしております!
※応募は締め切りました。 当選発表は発送をもって代えさせて頂きます。

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2005/06/24公開
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