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ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展 日本館
コミッショナー 森川嘉一郎さん |
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芸術の秋ですね〜。ところで、芸術の国イタリアでは今、大変なことになっているんだとか?
そう! 国際的な建築美術展「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館では展示テーマに「おたく」が選ばれ、館内には美少女ゲームのポスターが数100枚展示されているんだYO!
そこで、日本館を企画・展示し、コミッショナーの大役を務めた若手建築学者の森川嘉一郎さんにお話を聞いてみましたっ! 公式ページでバーチャル展示が見られますのでこちらもどうぞ。
「趣都の誕生──萌える都市アキハバラ」(幻冬舎)の著書もある森川さんは、秋葉原研究の第一人者なんだ。というわけで、インタビューも秋葉原で行ったYO!
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ヴェネチア・ビエンナーレ
第9回国際建築展 日本館 |
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ヴェネチア・ビエンナーレはイタリアの島都市ヴェネチア(ベニス)の市内各所を会場とする 芸術のオリンピック。その中で国際建築展は二年に一度開催され、万博のように各国のパビリオンがそれぞれ独自のテーマで展示を行う。日本は毎回出展しており、今回の日本館のテーマは「おたく:人格=空間=都市」。
>>公式ページ
過去10年のテーマとコミッショナー
・第5回 「京都コンサートホール設計競技」 川崎清
・第6回 「亀裂」 磯崎新
・第7回 「少女都市」 磯崎新
・第8回 「漢字文化圏における建築言語の生成」 磯崎新
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―― ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館のコミッショナーになられたいきさつを教えてください
日本は国際建築展に毎回出展をしているのですが、日本館のコミッショナーを決める会議のメンバーに、私が「秋葉原の研究をしている」ということを知っている人がいて、名前を挙げてくださったというのがドライないきさつです(笑)。
建築展で「おたく」展をするというと、突拍子もないことのように思われるかもしれませんが、実は「日本が最先端の現場となっているような都市的状況を見せる」というのは、これまでの日本館展示の半ば伝統と化したスタイルなんです。

―― 具体的にはどのような展示があったのでしょうか
過去の日本館の場合、1996年には阪神淡路大震災をテーマにして、被災地の瓦礫を大量に運び込んで日本館の床に埋めるということをしました。2000年は、そのころ「コギャル」という言葉が流行っていましたが、渋谷を中心に「少女」が都市の主役然としたような見え方がなされる空気があり、「少女都市」という表題の展示でした。
私が研究している秋葉原の「電気街からおたく街への変化」というのは、まさしく日本を現場として、世界ではまだあまり見られていないような現象であると同時に、単に秋葉原のローカルな変化にとどまらない予言性があります。

―― 「おたく」というテーマに、反対のようなものはなかったんでしょうか
最初は「闘わないといけないのかな」という覚悟はしていたんですが、反対はほとんどなくスンナリと行きました。
ただ、初めは「おたく」というそのものズバリではなく、「秋葉原と趣味」みたいなタイトルが想定されていたんですが、それを展示するとしたら、まさにそれの変革を起こした「人格」の方を前に持っていったほうが伝わるだろう、ということで、秋葉原、あるいは都市うんぬんではなく、「おたく」を前面に据えたんです。
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2004/10/26 公開
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